脳神経外科

診療科目 脳神経科

河崎病院

脳神経外科のご案内

脳卒中の治療や卒中後のリハビリテーション、再発予防に力を注いでいます。
そこで、平成17年10月より脳神経外科医が赴任し、内科医、脳内科専門医、循環器専門医と協力し、脳卒中診療部として脳卒中(脳血管障害)を中心とした脳神経疾患について診療を行っています。また、地域の病院と連携しながら脳卒中の救急診療の一翼を担ってます。
脳卒中の治療後も運動麻痺や言語障害などの後遺症が残っておられる方のリハビリテーションは最高の設備の中で、専門のスタッフが協力して行っています。
さらに、最新のMRI などを用いて脳ドック(脳健診)を行い、隠れた脳病変や脳卒中の危険因子を見つけます。
高血圧や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病がある方や、ご家族に脳卒中の方がいらっしゃるなど、脳卒中を心配される方は受診をおすすめします。

画像全身用MRI装置として高性能の1.5テスラの装置です。 MRI検査は、体内の水分に対して、強い磁場と特殊な電波を用いて撮影します。 放射線を用いていないので被曝はなく、痛みなどの苦痛もない、寝ているだけの検査です。 MRI画像は自由な方向の断面が撮影でき、また電波の種類によって、様々な濃淡の画像が得られるため、種々の病変が描出されます。最新のソフトウェア、シーケンスを搭載していますので、短時間、高詳細の画像が得られます。

脳卒中とは?

脳卒中とは、脳の血管が詰まってその先の細胞に栄養や酸素が届かなくなったり、血管が破れて出血し脳細胞が障害を受ける病気で、脳梗塞、脳内出血、、くも 膜下出血などが含まれます。その結果、意識がなくなったり、半身の麻痺やろれつが回らないなどの症状が出ます。症状が出たらすぐに検査や治療が必要です。 不幸にも後遺症が残った場合は、なるべく軽くするためにリハビリテーションを行います。一度脳卒中が起こった場合、再発の予防が大事です。また、脳卒中に なる前にその前兆を見つけたり、なりやすさを調べることができるようになってきました。

脳ドック(脳健診)について

脳卒中は、日本人の死因の第3位で、治療後も様々な後遺症が残ることがある病気です。中・高齢者に多く、働き盛りの方に重い負担がかかることがあります。
  近年、脳卒中の健診能力が進歩し、治療法も開発されてきましたが、予防に勝るものはないと思われます。最近の診断機器の進歩により、隠れた脳血管障害や脳 卒中の原因を早く発見できるようになってきました。また、脳卒中の危険因子(肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙、飲酒など)を調べて、脳卒中の予防に 役立てることも行われています。

主な対応症例

脳腫瘍(悪性腫瘍):対応不可能(治療方針により紹介病院を選択)
脳腫瘍(良性腫瘍):部位、サイズにより対応可能。
脳出血:局所麻酔下でのCT定位脳内血腫除去術の適応であれば対応可能。
くも膜下出血:待機症例であれば開頭脳動脈瘤ネッククリッピング術、脳血管内治療による脳動脈瘤コイル塞栓術ともに対応可能。緊急手術適応症例は、原則対応不可能。
脳梗塞:全例対応可能。保存的治療(点滴など)。tPA静注療法。マイクロカテーテルによる血栓除去療法、血栓溶解療法
未破裂脳動脈瘤:診断、治療ともに全例対応可能。開頭脳動脈瘤ネッククリッピング術、脳血管内治療による脳動脈瘤コイル塞栓術
頭蓋内出血、脳挫傷、頭蓋骨骨折など:緊急手術を必要としない症例は対応可能。
水頭症:脳室腹腔短絡術など手術対応可能
慢性硬膜下血腫:慢性硬膜下血腫穿頭洗浄術の手術対応可能
髄膜炎:保存的に対応可能

担当医紹介

名前 専門
上村 岳士
(脳神経外科部長兼リハビリテーション科部長)
日本脳神経外科学会専門医
日本脳神経外科学会指導医
日本脳卒中の外科学会技術指導医
日本脳卒中学会専門医
日本脳卒中学会指導医
日本リハビリテーション医学会専門医
日本リハビリテーション医学会指導医
日本脳神経外傷学会専門医
中澤 憲 脳神経外科全般
布川 知史 脳神経外科専門医
脳血管内外科専門医
脳卒中学会認定医
救命科専門医

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